【過去の活動事例】答えのない問いを対話する——2021年リベラルアーツ読書会のカバー画像

本稿は、日本リベラルアーツ協会が法人化する以前、任意団体として活動していた2021年の実践事例を記録するものです。現在参加者を募集している企画ではありません。

2021年9月から12月にかけて、書籍『続・大人になるためのリベラルアーツ——思考演習12題』で提示された問いを手がかりに、オンライン読書会を実施しました。

書籍を入口に、問いを自分たちのものにする

この読書会では、運営メンバーが各回のテーマと論点を整理したうえで、Zoomを使って参加者同士で対話しました。書籍の内容を理解することだけでなく、問いの前提を確かめ、それぞれの専門や経験から考えを持ち寄ることを重視しました。

扱ったのは、気候工学、成人年齢、科学技術、芸術、人工知能、民主主義、安全保障、学問の社会的責任、自由と公共性、プライバシーと治安など、唯一の正解を置くことが難しいテーマです。全12回の対話と2回の振り返りを組み合わせ、継続的に考えを深める場として設計しました。

参加者から寄せられた振り返り

参加者からは、異なる立場を否定せずに考えられたこと、馴染みのない分野にも丁寧な導入があったこと、難しいテーマについて和やかに意見を交換するなかで、自分の考えを言葉にできたことなどが挙げられました。

知識を得るだけでなく、問いを構成し、他者の意見を聞き、自分の前提を更新していくこと。この読書会で試みた学びのあり方は、現在の協会が重視する「問いを起点とした対話」と「分野を越えた学び」にもつながっています。

現在につながる過去の実践

当時の運営方法や団体体制は現在と異なりますが、書籍やテーマを入口に、年齢や専門の異なる人がともに考えるという基本姿勢は、その後の講座、研究会、文芸対話、社会教育の取り組みに受け継がれています。

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本稿は、2021年9月9日に公開した日本リベラルアーツ協会公式noteの記事をもとに、任意団体時代の活動事例として要点を整理し、公式Webサイト向けに再構成したものです。

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