日本各地で配られるマンホールカードやダムカード、自治体カード。その一枚一枚には、土地の風景、インフラの歴史、文化施設の活動、人々の工夫が小さな面積に収められています。
日本リベラルアーツ協会は、こうした配布カードを「集める対象」としてだけでなく、地域と社会に出会う入口として記録する新しい取り組み、全国カード配布マップを公開しました。
「いま、どこで受け取れるか」を一枚の地図に
全国カード配布マップは、配布カードを地図と記録の両方から探せるデジタルアーカイブです。公開時点で、3,272種のカードと2,108か所の配布場所を収録しています。
地名、駅名、施設名、カード名から検索できるほか、次のような分類からカードをたどれます。
- 自治体カード
- マンホールカード
- ダムカード
- 博物館・施設配布カード
- 鉄道・交通カード
- 販促カード
- イベントカード
配布中かどうかに加え、入館の必要性や配布時間などの条件も確認できます。期間限定のカードは、終了日とあわせて一覧できるようにしました。出かける前の計画に、ぜひご活用ください。
配布が終わった後も、文化の記録として残す
このマップが扱うのは、現在配布中のカードだけではありません。配布を終えたカードや、過去に配布拠点だった場所も、できる限り記録します。
カードの配布は、地域の制度、観光政策、施設の開館、記念事業、作品と土地のコラボレーションなどと密接に結びついています。配布期間が終わると見えにくくなるこれらの活動を、出典とともに蓄積していくことも、本プロジェクトの大切な役割です。
カードの向こう側にある、地域と人の物語へ
サイト内には、配布情報を探す地図に加え、カードを入口に地域と社会を知るメディアも設けています。新しい配布情報をまとめるニュースから始め、カードが生まれた背景や、配る人・集める人の声にも少しずつ光を当てていきます。
一方、一枚ごとの記録や出典、画像の権利については現在も確認を進めています。情報量だけを追うのではなく、安心して参照できる「日本カード文化アーカイブ」として育てていきます。
CardsVerseVから、カード文化の記録と接続へ
日本リベラルアーツ協会は、カードをつくり、集め、遊び、社会へ広げるCardsVerseVを展開しています。全国カード配布マップは、その視点を、すでに各地で育まれてきた多様なカード文化の記録と接続する取り組みです。
小さなカードから、知らなかった土地へ。一枚の記録から、そこで積み重ねられた仕事や物語へ。「集める」を「巡る」と「出会う」にひらくアーカイブとして、情報と記録を更新していきます。
本取り組みとの共同企画、情報提供、地域や教育での活用に関するご相談は、お問い合わせページからお寄せください。その他の取り組みは事業内容とプロジェクト一覧、最新情報は活動履歴・お知らせでご覧いただけます。
参照先:全国カード配布マップ
本文の掲載数は2026年9月16日時点の公開ページに基づきます。配布状況と収録数は更新されるため、最新の情報は同サイトでご確認ください。
Continue Exploring


